印刷会社の方向性として大きく3つ挙げるとすれば、①顧客のマーケティング支援ビジネス、②顧客の面倒くさいことを一括請け負うビジネス、③モノを入れて運ぶ「イレモノ」ビジネス、となるであろう。①はマーケティングコンサルタントや広告代理店のごとき視点で、顧客が扱う商品がより多く・高く売れるようにサポートするビジネスである。ここには顧客のブランディングを支援する活動も含まれる。②は仕分けや配送、データ処理など顧客企業の根幹ビジネスではない「その他業務」を一括して請け負うビジネス。面倒くさくてやりたくないことを請け負うことで重宝がられる。③は箱や袋など、モノを運んだり衝撃から守るために必要となるものである。プラスチック削減の流れで、紙製のイレモノへの需要は無くならない思われる。このいずれでもなく、ただ刷るだけの「刷り屋」という第4の道もあるが、これは価格競争を免れず、ネット印刷通販企業に駆逐されるだろう。
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