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印刷経営研究所のブログ

2022.05.30

印刷会社の業績UPで感じた3つの大事なこと

 我が印刷経営研究所では、日々印刷会社さまの経営が良くなるようにアドバイスしたり、コンサルティングをしています。

 今日はその中で、私(印刷経営研究所 所長豊田礼人 レイマック・コンサルティング代表)がコンサルティングで関わり、業績がV字回復したある印刷会社の事例を紹介します。

出会いのきっかけはREBORN


 その印刷会社と出会ったきっかけはこのサイトで、同社の常務さんが検索でこの「印刷経営研究所」のサイトを見つけ、サイトから無料ダウンロードできる「REBORNリボーン印刷会社」を読み、「まず社員研修を検討したいので会って打ち合わせをしたい」と連絡をくれました。

 会社を訪問し、常務さんと初めてお会いしてお話をしていると、あとから社長さんが入ってきたので名刺を渡すと「あ、豊田さんって、あのREBORNの豊田さんね、存じ上げています」とおっしゃいました。常務さんは「え、社長、知ってるんですか?」と驚いていました。そしてあとから合流した会長さんも「あ、REBORNの豊田さんね。じゃあもうOKだよ」となりました。

 こちらは知らないのに、常務、社長、会長が私のことを知っていてくれて、じゃあもうすぐに研修をお願いしようよ、とトントン拍子に決まったのです。

行動すると、何かが起こる


 それから幹部研修、営業研修、製造スタッフ研修などを1年くらいかけて実施して、その後、常務さんが社長に就任された後に、正式にコンサルティング契約を結び、定期的に訪問し、経営幹部ミーティングに参加することになりました。

 経営幹部ミーティングではまず、経営数値を他社と比較し、特に悪い数値をピックアップし、数値が悪くなっている原因について議論し、対応策を考え、実行に移してもらいました。さらに、今後、会社が新たに発展してくために必要な新規事業についてアイデア出しをしてもらい、そこにアドバイスを加えながら何度も議論し、方向性を決めました。その後、顧客に提案する前に、まずが自社内でその新規事業をやってみることを薦め、実行することになりました。これにより、社内の空気が少し変わりはじめ、「ちょっといつもと違うぞ」という雰囲気が生まれました。

そして、ちょうどその頃、社長がこの新規事業に関する取り組みをある会合で企業経営者たちに紹介したところ、「うちで導入したい」という企業が現れ、いきなり受注してしまう、ということが起きました。

 この会社に限らず、新しいことを企画し、粗削りでもいいからとにかく動き始めると、ひょんなところから問い合わせが入ったり、注文が入ったりする、ということが起きます。それは動いているものは目立ちやすく、注目を引き、問い合わせしてみようと思わせるエネルギーを放出するからだと思います。何もせずじっとしていると何も起こりませんが、動き始めると何かが起こる、ということは世の中の多くの会社で見られる現象です。

決算数値が大きく改善

 その後も社長とはオンラインでもミーティングを重ね、懸案について議論し、解決に向けて実行してもらうということを繰り返していきました。

 その結果、今期の決算で前期よりも大幅に利益が改善するという結果が得られました。あまりに早く結果が出たので私もびっくりしたのですが、コストに対する意識が変わったことや経営幹部を中心に行動を変えていったことで、従業員さんたちの意識にも変化が生まれ、それが全体的な行動となってうねりが起き、成果として表れてきたのです。

 いつもの習慣や行動を変えて、新しいことに取り組み、それが成果に結びつくと、社員さんたちのモチベーションにとても良い影響を与えます。行動すると何か変わるぞ、社長の言っていることは正しいかも、もう少し協力してみよう、と思う気持ちが芽吹き、少しずつ育っていきます。こうなると、業績は俄然上がりやすくなります。

 そして新たに作っている経営計画をもとに、今後もさらにチャレンジしていく姿勢を強めています。その経営計画には新規事業の展開についてもより具体的に盛り込みます。また社員の意識を前向きに維持し、前向きなチャレンジをしてもらうため、マネジメント面での改革も盛り込んでいきます。

コンサルティングのポイント


 さて、今回の経営改善の取り組みについて、ポイントをまとめみましょう。

1. PDCAをしっかり回す

 私が月に一度、経営戦略ミーティングに入ることで、チェック(C)機能が働きます。多くの会社ではこのCが入らないために、決めたことが決めっぱなし、やったことがやりっぱなしになり、いつしか忘れ、気が付くと何もなされないまま1年が過ぎていた・・・となりがちです。この会社でもそういうことが見られましたが、私が訪問し、「あの件、どうなりました?」「この件は誰がやるのですか?」と質問を入れることで、やるべきことが粛々と進んでいき、結果に結びつきました。

2. 強みを活かした新規事業

 印刷市場がシュリンク(縮小)していく中、新規事業をいかに立ち上げ、次代の売上を作っていくことが印刷会社にとって重要であることは言うまでもありませんが、何をやればいいのか迷ってしまっている印刷会社は多いです。新規事業を立ち上げる際には、流行のものに手を出すのではなく、自社の強みを活かしたものにすることが重要です。今回のケースでも自社が今までやってきた事業をベースにした取り組みなので、強みが生き、他社に対して優位性が生まれます。

3. 自社の改善すべき経営数値を把握してから始める

 自社の経営数値のどこに問題があるのかを正確に把握し、他社数値と比較してどのくらいまで改善できそうか、何をすればその数値が改善するのかを見定めてから行動すること。そうでないと、ただやみくもに「減った売上をとにかく増やそう」などという号令の下に動くと力が分散し、結果が伴いません。市場が小さくなっていく世の中では売上よりも利益が重要ですので、利益を重視した行動を社員に促すことで、求める結果に近づくことができます。

 以上のことを取り組み、結果もともなってきました。これらを自信にさらなる発展に向けて取り組んでいるみなさんを今後も精一杯支援していきたいと思います。そしてなぜその結果が生まれたのかを研究し、世の中の印刷会社様にフィードバックしていきたいと思います。

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