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印刷経営研究所のブログ

2019.07.26

印刷会社は面倒くさいことをお客様のためにしっかりやるべし

常にお客様とハイタッチする気持ちで

面倒くさいことを、お客様のために、しっかりやる

今のご時世、与えられた原稿をそのまま印刷するだけでは付加価値が得られず、価格競争に巻き込まれ、利益を失うばかりです。印刷物のインターネット通販をしている会社の料金体系を見ると、ビックリするほど安いです。こういう会社と価格競争をしても勝てるはずがありません。

付加価値がないから価格競争になります。付加価値を生み出すためには顧客のビジネスにもっと入り込んでいくことが必要です。

伝票や封筒類などの軽印刷をメインとしている会社であっても、顧客企業のビジネスの仕組みを理解することは必要です。この伝票はどのプロセスで誰が何のために使うのかを把握し、仕事がスムーズに流れるような提案をしていくことが求められます。

場合によっては印刷物を無くす方向の提案が必要な場合があるかもしれません。自らの首を絞めることになりますが、それにより顧客企業の業務がスムーズにいくのであればそれを優先させるべきです。無駄なものを使っているとすれば早晩それは無くなります。であるならば、その無駄を指摘して一目置かれる存在になっておくことが、選ばれる会社になるためには必要です。業務改善コンサルタントの視点を持つということです。

面倒くさいことに商機がある

お客様の仕事を理解するということは、お客様に関心を持つということです。もっと言えば、「お客様の関心のありか」に関心を持つことです。自分に関心を持たれるということは、人間にとっては非常に嬉しいことです。自己重要感が満たされるからです。これだけでお客様を喜ばすことができます。

顧客のビジネスの仕組みを理解することで、業務の一部をアウトソースする例もあります。データプリント業務はその典型ですし、DMの発送業務まで一手に引き受ける業態もあります。これらはプライバシーマークを取得するなどの要件を求められる場合がありますが、一度信頼を築けば長期間に渡って受注し続けることができます。この場合は、個人情報保護のプロとしての視点を持つのです。

これらの仕事は、従来の印刷会社の仕事に比べれば、煩雑で面倒くさい仕事です。勉強しなければいけないことも多いですし、知らなくて恥をかく事があるかもしれません。しかし時代は変化し、顧客の求めるものも変化しています。尚且つ仕事量が減り、競争は激しくなっています。こういった状況の中で利益を得ていくためには、「面倒くさいことを、お客様のために、しっかりやる」ことが非常に大切になります。私はこのキーワードの頭文字をとってMOS(モス)と呼んでいます。

大ロットの仕事が電話1本で決まる時代は終わりました。これからはMOSを合言葉に、面倒くさいことでもお客様のためになる仕事をしっかりやっていくことが求められます。

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