今、アナログレコードの市場が伸びている。１０年前、１．７億円まで縮んだ同市場は２０２０年は２１億円まで回復。実に１０年前の１２倍の規模になった。アメリカでは去年、CDの売り上げをアナログレコードが34年ぶりに上回ったそうだ。「オワコン」と言われたレコードが見直され、市場が回復している背景には、アナログならではの温かみがある音に加えて「SNS映えする」「簡単じゃないのが逆にいい」という消費者心理がある。指先の操作ひとつで簡単に聴けるデジタルの利便性と真逆のことが、特に若者にとって新鮮な魅力になっている。これは「オワコン」視されている印刷業界にとっても、大いに参考にすべき視点である。印刷を再定義し、ならではの良さをアピールすることが、印刷会社の使命だ。
参考：“底なし”のレコード需要 ～人気再燃のなぜ？（NHK） https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211108/k10013338531000.html
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